2012年5月21日
20インチ輪転方式「Impremia IW20」
29インチ枚葉方式「Impremia IS29」
小森コーポレーションは、「Impremia」ブランドで、輪転および枚葉方式のインクジェットデジタル印刷機のプロトタイプ2台を公開した。
4色-20インチ輪転方式「Impremia IW20」は、最高解像度1,200dpi(3モード切替式)、最高速度150m/min.(3モード切替式)。水性顔料インクを使用し、最大巻取紙径1,270mm、紙幅155〜530mmに対応する。
4色-29インチ枚葉方式「Impremia IS29」は、解像度1,200dpi、最高速度3,300sph。同機は、コニカミノルタIJと共同開発したもので、コニカミノルタブースでは、「KM-1(開発名称)」として技術展示されていた。
シングルパス印刷用途向けに新たに開発した「HS UVインク」と新開発高性能ヘッドを搭載。プリント基幹部に反転機構を装備しており、データ内容に応じて両面、片面印刷を自動切替で行う。紙厚は0.06〜0.45mm(0.6mmまで対応予定)、紙サイズは530×750mm〜280×400mmに対応。さらにコート紙、非コート紙、アート紙などの印刷本紙にプレコート、ポストコートなしで印刷が行える。展示は4色機だが、将来的には5色、6色機の仕様も検討していく。
その他、コニカミノルタ製bizhub PRESS C8000のOEM製品は、「Impremia C80」として展示され、今後同社のデジタル印刷機製品は、「Impremia」ブランドで展開される。
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