2012年5月22日
Truepress Jet L350UV
大日本スクリーンは、新製品として、独自の組み込み技術を採用したワンパスヘッド搭載のラベル業界向けUVインクジェット印刷機「Truepress Jet L350UV」と、サインディスプレー業界向けワイドフォーマットUVインクジェットプリントシステムの高生産性モデル「Truepress Jet W1632UV」を発表した。
L350UVは、最大322ミリの印字幅に対応し、印刷スピードは毎分50メートル。最小3ピコリットルの液滴をコントロールできる多値ヘッドの採用に加え、独自の高画質スクリーニングと高度なカラーマネジメント技術を融合することで、ざらつきのない滑らかな階調を実現している。
また、新開発の広色域インクにより、従来は特色で表現していたラベル印刷の幅広い色域をCMYK4色のインクでサポートする。
一方、W1632UVは、これまでのハイクオリティーモデルで培った高品質な印刷技術に加え、時間当たり94平方メートルという高生産性を実現。1,600×3,200ミリまでの大サイズ基材への描画が可能なほか、小液滴ヘッドの採用による優れた階調表現を実現している。また、同社独自の「Truepress Ink」を採用することで、標準のCMYKに加え、ライトシアン、ライトマゼンタインクも使用可能。
その他、B2サイズ対応のフルカラーバリアブル枚葉プリンティングシステム「Truepress JetSX」は、パッケージ業界向けソリューションとして、厚紙対応機能を搭載して展示。多値ヘッドによる非接触印字技術と同社独自の用紙搬送技術を進化させ、最大で0.6ミリまでの厚紙に直接印刷できる。
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