2012年5月15日
HP Indigo10000
HP Indigo10000/20000/30000は、B2サイズに対応するIndigoの第4世代機。黒をCMYの3色合成によって表現することで、通常の4色印刷時と比較して印刷速度が最大33%向上する新機能「生産強化モード(EPM)」を標準搭載している。
B2サイズ対応は、A3ノビの2.57倍の印刷領域と、効率的な面付けによる4倍の生産効率をもたらす。同社では「B2サイズは、世の中の印刷物の98%をカバーできる」としている。
Indigo10000は、商業印刷・フォト・出版向けの枚葉機。フルカラーで3,450枚/時、EPMでは4,600枚/時、単色で6,900枚/時の印刷が可能。最大7色のカラー印刷、また両面印刷に対応する。
同20000は、軟包装・ラベル向けのロール機。10ミクロンから250ミクロンまでの厚さのフィルムに対応し、印刷サイズは736×1,100ミリ、ホワイトインキを含む最大7色に対応。印刷スピードはEPMで45m/分。
同30000は、パッケージ向けの枚葉機。最大で600ミクロンの厚さの板紙に7色印刷が可能で、原反とインキの定着を高めるために必要なプライミング工程をインラインに組み込む「インラインプライミングユニット」をサポートする。印刷スピードはEPMで4,600枚/時。
なお、Indigo10000は2013年初頭、同20000/30000は2013年後半に出荷が開始される予定で、Indigo 10000の日本での販売価格は2億円を切る程度に設定されるとのこと。
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