2016年4月5日
J-クレジットを活用し年間の印刷事業によるCO2排出量を100%カーボン・オフセット
(株)大川印刷(本社/横浜市戸塚区、大川哲郎社長)は、平成27年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰受彰を受け、低炭素化社会構築と地域の環境活動支援を目指した取り組みとして、自社の印刷事業により排出される年間の温室効果ガス(CO2)を算定し、その全量をカーボン・オフセットした「CO2ゼロ印刷」を4月1日から開始した。
印刷業界において、工場や輸送を含む1年間の事業活動によって排出される温室効果ガスの全てを、現行の国内排出量取引制度であるJ-クレジット制度を活用して実質ゼロにする試みは、全国初の事例となる。
同社の年間約175トンに達するCO2排出に対するカーボン・オフセットについては、森林育成事業クレジットとして同社の所在する横浜市戸塚区の川上町と友好協定締結している北海道下川町の森林育成事業により創出されたクレジットと、横浜市の水源のある山梨県の森林で創出されたクレジット(共にJ-VER)、そしてそれに加えて全国の一般家庭の太陽光パネル導入によるCO2削減クレジット(J-クレジット)を使用することにより、同社とゆかりのある地域の森林育成と温室効果ガスの吸収に貢献する。