2012年9月12日
(社)日本印刷産業連合会(日印産連、足立直樹会長)は9月4日開催の第2回労働衛生協議会(岩崎好陽委員長)において、「健康障害防止対策基本方針」を策定した。労働衛生協議会は、日印産連が印刷業界における健康障害防止対策を推進することを目的に本年7月に設置された組織。第2回労働衛生協議会では、年間活動の具体的内容を検討するとともに、有機溶剤中毒予防規則、特定化学物質障害予防規則、がん原性指針等に対する遵法の徹底とオフセット印刷事業所における有害性の低い洗浄剤への切り替え等を盛り込んだ「健康障害防止対策基本方針」を次の通り決定した。
(1)各印刷事業所は労働衛生関連法令の理解を深め、遵法措置の徹底を図ること。
(2)オフセット印刷事業所では、より有害性の低いことが分かっている洗浄剤等への切り替えを積極的に行うこと。
(3)上記1、2に関わらず、従業員の健康を守るため、必要な県境障害防止対策を継続して実施していくこと。
日印産連では、同基本方針を9月12日開催の「印刷の月」記念式典の中でアピールするとともに、印刷業界内に広く周知し、印刷職場の作業環境の改善、化学物質による健康障害防止策の推進を図っていく。