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　（株）ユニバーサルポスト（本社/広島市西区商工センター、喜瀬清社長）はこのほど、SCREEN製フルカラーバリアブルプリンティングシステム「Truepress Jet520HD+」を導入し、9月26日、その起動式が執り行われた。
　Truepress Jet520シリーズは、OEM機を含め、世界累計出荷台数が1,400台を超えるデジタルプリントシステム。なかでも「HD+」は、商業印刷・出版分野をターゲットとしたオフセット印刷市場向けモデルで、水性顔料SCインクによるオフセットコート紙対応を大きな特徴としている。
　記者会見の席上、喜瀬社長は「残念ながら印刷市場が予想通りシュリンクしつつある中、我々はオムニメディアを核とした統合メディア業への変革を目指している」とした上で、「これまでの設備投資は仕事ありきだった。しかし今回は、正直、何も見えていない。『打って出ないと他業界に市場を奪われてしまう』という危機感が背景にある」と、先行投資であることを強調。一方で、フルバリアブルのフリーペーパーを核としたオウンドメディア「バケッティ広島」やスマホ抽選システム「QR LOTO」、ユニークQRでコンテンツを配信する「WAKU2カレンダー」といったワン トゥー ワンオリジナルサービスに着手しているほか、カゴ落ち顧客を対象に、24時間以内にDMを届けるといった事業構想も明らかにし、商業印刷分野における「ファーストペンギン」を標榜。5年後にはフルバリアブル印刷を絡めた関連事業で売上全体の3割を目指す考えを示した。