ニシカワグループの印刷物製造工程を担う(株)ニシカワ印刷(西川誠一社長)の日高事業所(埼玉県日高市原宿468-1)に導入されたアグフアの「ファクトリーオートメーションシステム」が本格稼働に入った。 クラウド型のワークフロー「アポジークラウド」やファイルストレージサービス「アポジードライブ」を導入し、これまでもプリプレス工程の自動化・無人化に向けた改革を推し進めてきたニシカワグループ。今回、さらにアポジードライブの拡張機能である自動化ツール「アポジー・ドライブ・オートパイロット」と、一度に1,200版を搭載できる自動化CTPパレットローディングシステム「エキスパート・ローダー」、さらにプレートの版曲げから印刷機ごとの自動振り分けを可能にする「プレート・トランスポーテーション・システム」を追加導入し、「人と機械が高次元で協業する仕組みの構築」を目指したプリプレスのファクトリーオートメーション化を実現した。 同システム採用の背景について西川社長は「中長期的な経営課題である人手不足」と「印刷通販会社との協業における小ロット対応の強化」を挙げており、自動化にともなう余剰人員を付加価値の高い業務や多能工化によって1人当たりの労働生産性を高めるとともに、シュリンクするチラシ印刷主体のビジネスモデルからの脱却を目指す。
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