2017年10月23日
水性フレキソ印刷機「MIRAFLEX」の始動ボタンを押す関社長
MIRAFLEX CL9C
セキ(株)(本社/愛媛県松山市湊町、関宏孝社長)は、新規事業である水性フレキソ印刷加工の新工場「SEKI BLUE FACTORY」を伊予市に完成させ、10月22日、起動式を開催した。
今回の投資総額はおよそ30億円。延べ床面積約4,000平米の新工場には、独ウインドミュラー&ヘルシャー社製CI型水性フレキソ印刷機「MIRAFLEX CL9C」をはじめ、ノンソルベントラミネーター「CERUTTI AC980SL」や彫刻型フレキソ製版システム「FLENEX DL-65W」など、一連の設備が導入させている。
式に先立ち開かれた記者会見の席で関社長は、水性フレキソ印刷事業着手の背景について「縮小傾向にあるオフセット印刷市場に対してパッケージ市場は比較的堅調。さらに当社の売上の10%程度を占める紙パッケージ分野は軟包装にシフトしつつある」と説明。今回の水性フレキソ印刷事業は、あくまで食品軟包装分野がターゲットであることを強調し、印刷機3台までの増設も視野に入れ、中期計画ではパッケージ事業全体を20%まで引き上げる考えだ。