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企業・経営

富士精版印刷、減収ながら経常利益は大幅増 - 新規取引先開拓に注力

2017年9月6日
70期は売上高42億円を計画(下段中央=石川忠会長、下段右=吉賀社長)

 富士精版印刷(株)は9月5日、9月1日付けで就任した吉賀文雄新社長出席のもと本社内で記者会見し、第69期決算が減収ながら経常利益が大幅増となったことを明らかにした。
 同社は、新規取引先開拓3ヵ年計画総仕上げの年と位置付け、新規開発業務に注力。結果、3年間で200社超の新規顧客を獲得し、受注総額も4億5,000万円を超えた。一方、製造面ではオンデマンド印刷特性を活かしたバリアブル需要への対応強化や昨年度本社工場に導入した断裁機、折り機、中綴じ機の本格稼働に取り組み、一貫体制の総合印刷会社の強みを活かし、生産性向上に努めた。
 結果、新規開発受注で成果を挙げたものの、既存大口顧客からの大幅な受注減が影響し、売上高は前期比2億1,900万円減の40億4,400万円(5.1%減)の減収となった。しかし、営業利益は前期比7,200万円増の4,600万円と黒字転換。利益率向上や生産効率改善によって経常利益も前期比7,900万円増の8,200万円と大幅増益となった。これについて同社は「材料費の値下がりをはじめ、減価償却費、電力費の減少などが貢献。営業外では借入金減少で支払利息も減少した」と説明。ただ、1億円の特別償却を実施したため、税引前利益は74万円(前期は1億円)の大幅減益となっている。
 なお、70期は売上高42億円、経常利益3,500万円を計画している。

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