2017年7月5日
廣済堂と福島印刷におけるデジタル印刷シェアモデル概要図
(株)廣済堂(本社/東京都港区、浅野健社長)は2017年9月、同社・さいたま工場に福島印刷(株)(本社/石川県金沢市、下畠学社長)のサテライト工場と同一のロール式インクジェット印刷機「Truepress Jet520 HD」を設置し、サービスを開始することを発表した。
両社は、2015年6月にデジタル印刷分野において、業務提携契約を締結。2016年2月には、福島印刷が廣済堂のさいたま工場内に「Truepress Jet520 HD」を設置し、福島印刷の金沢工場を補完するサテライト工場として稼動している。
今回の導入により廣済堂は、業務提携モデルの拡大に向け出版印刷や商業印刷の営業領域におけるデジタル印刷サービスの拡大や深化を目指していく。また、各生産拠点でのBCPリスク解消を実現することで、両社における顧客へのサービスと品質・納期保証の強化を図っていく。
加工分野では、福島印刷のサテライト工場内の圧着はがき加工ラインのほか、廣済堂のさいたま工場内には、従来の封入封緘ラインに加え、新たにデジタル印刷に対応した製本加工ラインを導入し、「DM」「封書」「BOD」のいずれにも対応できる体制を構築していく。