2017年7月3日
辻重紀 新社長
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)の6月29日付けで発表された役員人事で、新社長に辻重紀氏が就任した。これにともない7月3日に記者会見が開かれ、辻新社長が就任挨拶および重点事業に関して所信表明を行った。
辻新社長は、1958年12月28日生まれ。1981年にプロセス資材に入社し、2003年以降は富士フイルムグラフィックシステムズで営業部門の部長職を歴任。2012年に執行役員東京支社長に就任する。富士フイルムグローバルグラフィックシステムズでは、2014年に常務執行役員に就任。東京支社長をはじめ、ワークフロー事業部長や営業本部副本部長、AP事業部長を歴任し、2016年には取締役・専務執行役員営業本部長に就任。このほど代表取締役社長に就任した。
記者会見で辻新社長は、drupa2016などで発表してきた富士フイルムグラフィック事業戦略を基盤に、「刷版」「パッケージ・フレキソ」「デジタルプレス」の3つを具体的な重点事業と位置づけ、それぞれ強化していく考えを述べた上で、「富士フイルムの技術力を強みに、これら3つの重点事業を進化させながら具体的な製品・ソリューションに落とし込み、提供していく。そして富士フイルムグループの総合力を結集し、提案力の向上に努め、すべての顧客の企業価値向上に貢献していく」と語った。