2016年8月23日
イーストマン・コダック社は、2016年度第2四半期(6月期)の決算について、継続事業部門における一般会計原則ベースでの増収などを受けて黒字転換したことを発表した。
当期売上は、前年同期の4億3,400万ドルから3,700万ドル減(9%減)の3億9,700万ドル。一般会計原則ベースの当期純利益は、前年同期から3,100万ドル改善して800万ドル。継続事業部門からの当期収入は前年同期から3,100万ドル改善して1,600万ドルとなった。
今期は20種類以上の新製品・新技術を導入し、売上も目標を上回った。非継続事業部門に組み込まれているProsper事業については今後も売却成立に注力。Prosper事業への投資は相当規模で継続しており、当期の消耗品・サービスの売上は前年同期比35%増を達成している。
「黒字転換が果たせたこと、ならびに利益の内容が確実に改善していることを嬉しく思う。全体の売上が落ちてもSonoraプレート事業、Flexcel NXシステム事業、映画フィルム事業は伸びている」(ジェフ クラークCEO)