2016年6月6日
富士フイルムとハイデルベルグ社の両CEOが、drupa2016で初出展(Hall1)した「ハイデルベルグ社 Primefire106 powered by FUJIFILM Inkjet Technology」の前で印刷業界の成長牽引で合意
富士フイルムの古森重隆会長兼CEOと、ハイデルベルグ社のゲーロルト・リンツバッハ会長兼CEOはdrupa2016で、両社のパートナーシップの成功を確認するとともに、今後も印刷業界の成長分野でさらなる協業を推進していくことで合意した。
drupa会場で大きな注目を集めている「Primefire106」は、両社協業の結果生まれた最初の製品で、2017年の販売開始を予定している。この協業に続くのが、両社の充実した販売網と全世界に広がるサービス体制の相乗的な活用だ。今回の新たなデジタルシステムの市場導入を通して、両社は消耗品の供給体制を今後さらにワールドワイドに拡充していく。
今回新たにスタートした協業は、富士フイルムにとっては、自社のインクジェット技術を活かして今後も革新を続けていくことへの強い決意を示すもので、将来の戦略の方向を定めるうえでも重要なプロジェクトだ。一方、ハイデルベルグ社にとっては、新しいブランドメッセージである「Simply Smart」を具体化する好例と言える。両社は「Primefire106」の市場導入を契機に、新しいビジネス協業の機会を積極的に推進していく考え。