2015年6月30日
2014年度の業績を発表するFFGS・真茅社長
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)(真茅久則社長)は6月30日、西麻布本社ビル2号館・ICCショールーム内で記者会見し、2014年度の業績概要を明らかにした。
2014年度における富士フイルムホールディングス(株)の連結売上高は2兆4,926億円で対前年度比2.2%増。うちグラフィックシステム事業連結売上高は2,840億円で1.4%増となっている。
事業別で見ると、全体売上の60%弱を構成する製版・刷版ビジネスが対前年比1%減と前年をわずかに割り込んだ一方、デジタルプリンティングビジネスが5%増、さらにパッケージビジネスが100%増(売上高40億円)の伸びを示している。
一方、エリア別では、全体の25%強を構成する新興国エリアが11%増と伸びたほか、構成比20%強の北米が7%増と堅調に推移した。
今後の課題について真茅社長は、「SUPERIA戦略による刷版事業の再構築」「パッケージ事業の伸長」「デジタルプリンティング機器の販売台数増加およびインクビジネスの拡大」「ソフトビジネスの拡大」を挙げている。