2014年12月8日
伝票一体型ラベルの使用イメージ
キヤノンマーケティングジャパン(株)は、複数の伝票と封筒の機能を一枚の用紙に集約させた伝票一体型ラベルを自社物流拠点で導入し、物流におけるCO2排出削減の取り組みを強化した。
伝票一体型ラベルは、倉庫内の一連の出荷業務で使用する、ピッキングリストや、荷札ラベル、送り状、納品書の4種類の伝票と納品書を封入する封筒を表裏2層構造の一枚に集約し、破棄する部分を極力減らした新開発の用紙。従来はラベルの剥離紙として廃棄していた部分も、納品書や封筒に使用でき、出荷業務で使用する紙の量を大幅に削減できる。
また一連の出荷業務を一枚の用紙で管理するため、各工程において複数の伝票を照合する必要がなくなり、作業工数を約80%削減できるほか、送り状と異なる顧客の納品書を封入してしまうなどの人為的ミスによる個人情報流出リスクを減らすことができる。なお同社では今後、この事例を環境ソリューションとして展開していく方針。