2014年7月14日
エプソンは、インクジェットプリントの印刷速度や画質などを向上させ、オフィス・商業・産業などさまざまな分野で活用できる最先端インクジェットプリントヘッド「PrecisionCore(プレシジョンコア)」の生産能力増強を目的に同社の国内2拠点(セイコーエプソン 諏訪南事業所、東北エプソン(株))の生産ラインに対し、2014年度から2015年度にかけ、約100億円の増産投資を実施すると発表した。
「PrecisionCore」とは、同社がコア技術の1つとして磨き続けてきたインクジェット技術と最先端のMEMS技術などを組み合わせることで開発した、インクジェットプリントをさらに大きく進化させる薄膜ピエゾプリントヘッド技術の総称。今回の生産能力増強により同社は、10年以上前から進めてきた研究開発投資、設備投資を含めると2015年度までに総額約400億円を投資することとなる。