2014年4月16日
井口プリンティングディレクター(左)と大樂マネージャー
パッケージデザインを手がける(有)大楽デザインスタジオ(東京都港区)は、このほどカラーオフセット印刷国際標準規格「PSO(Process Standard Offset)認証」を取得した。今回の取得は「カラーマネジメント・プルーフ部門」で、日本のデザイン会社としては2社目の取得となる。
この「PSO認証」とは、オフセット印刷の標準化を規定し、用紙の種類、プロセスカラーベタ部の基準、許容誤差、ドットゲイン量などのプロセスコントロールのための目標規格値を定めたもので、FOGRA(ドイツ印刷関連研究・認証機関)とbvdm(ドイツ印刷・メディア産業連合会)が2005年より認証を開始している。
大楽デザインスタジオ社は、家電機器メーカーのパッケージデザインを扱っており、その主取引先はアジアの大手企業。印刷についても現地印刷会社を活用し、最終的な印刷までのパッケージ作成をワンストップでマネジメントしている。
「印刷物の色を正確にコントロールできるデザイン会社」を目指す同社は、今回の認証取得により「画像データのプロファイル変換により、適切な色を保持するカラーマネージメント技術」、「プルーフと印刷物のカラーマッチング技術」等の技術が国際的に証明できることとなった。