2014年2月7日
デジタル印刷市場規模推移と予測(矢野経済研究所推計)
(株)矢野経済研究所が発表した国内のデジタル印刷市場調査によると、2012年度のデジタル印刷市場規模(事業者売上高ベース)は、前年度比5.1%増の2,818億円。「震災関連の需要が増加し、市場規模を押し上げた」としている。
一方、2013年度のデジタル印刷市場規模は前年度比2.9%増の2,900億円、また2014年度の同市場は前年度比1.2%増の2,935億円と予測。レポートでは、「震災関連の需要が徐々に減少していることから、今後、市場は再び減少に転じることも十分考えられる」とする一方、「従来の印刷ビジネスの延長からの脱却を図る動き自体は強まっている。今後、印刷事業者ではこの市場の変容の流れに付いていくことが、自社のデジタル印刷サービス事業の成長に繋がり、引いてはこれが市場拡大を左右する」としている。