2013年9月10日
「マテリアルリサイクル」プロジェクト
コダック(株)(藤原浩社長)グラフィックコミュニケーション事業本部は、アサヒプリテック(株)(本社/神戸市中央区、櫻井勉社長)と共同で、印刷向けプレートの現像処理済み廃液をセメント原料にリサイクルする「マテリアルリサイクル」プロジェクトを開始した。
同プロジェクトでは、商業印刷・出版印刷・新聞印刷などのオフセット印刷方式の印刷機で使用されるコダック製のCTPプレートを現像する際に発生する現像廃液をセメント原料へリサイクル処理を行うことで、現像廃液の産業廃棄物をゼロとする「ゼロエミッション」を提案。回収された廃液はセメント資材にリサイクルされ、テトラポット、防波堤などの材料を作るコンクリートに生まれ変わる。これにより産業廃棄物が削減され、自然保護や地球温暖化防止といった環境問題への課題に対応すると同時に、作られたセメント資材を災害の復旧や災害防止、生活安全の向上など人の暮らしに役立てることができる。