2013年4月17日
イーストマン・コダック社は、特定資産であるドキュメントイメージング事業をブラザー工業(株)へ約2億1,000万ドル(売却完了日における最終調整を実施予定)で売却することで合意した。ブラザー工業は、同事業のサービス収入の収益繰り延べによる負債約6,700万ドル(2012年12月31日時点)も引き受ける予定。
コダックのドキュメントイメージング事業は、法人顧客向けのスキャナーをはじめイメージキャプチャソフトウェアおよび関連サービスなどの幅広いソリューションを網羅している。
最終的にブラザー工業への売却を決定するには、裁判所の承認が必要となる。コダックは今後、公開入札を予定しており、その期間にドキュメントイメージング事業単独あるいは同事業と他事業との組み合わせにより、より好条件での入札を求める予定。
コダックの会長兼CEO(最高経営責任者)であるアントニオMペレス氏は、「今回の売却提案はコダックの経営再建にとって大きな一歩であり、将来に向けた戦略的ビジョンの実現を加速させるものだ」とコメントしている。