2012年10月3日
「特殊加工のコーディネーター」として印刷会社から頼られるアドバイザー的な加工企業を目指すと語る大野社長(右)と荻原営業部長
京都美術化工(株)(京都市伏見区、大野巌社長)は10月1日、昭和37年の法人化より創立50周年の佳節を迎えた。
同社は昭和26年、初代・松室眞二社長が創業。「印刷物の価値を高める」ことを使命に、絵はがき、ポスター、アルバム、カタログ表紙の表面加工を柱としながら業容を拡大。平成の時代に入ってからは、パッケージや通販カタログも手掛け、時代のニーズに対応するための各種加工設備を充実させてきた。
4代目・大野社長は平成元年の就任より23年。「品質・価格・納期など、受注産業としての使命に徹して愚直に誠実に一生懸命やってきた。しかし昨今はニーズも変化し、単なる下請け加工ではなく、企画や提案を求められることが多くなってきた。半世紀のノウハウを生かし、『特殊加工のコーディネーター』として、さらに印刷会社の皆様に頼られるアドバイザー的な加工企業を目指す」と話す。
また、今後は次世代への事業承継も視野に、将来のためのレールを敷いていきたいと大野社長。創立50周年を目指して開設を進めてきたホームページは今月中旬にオープンの予定。