2011年11月15日
会見で業務提携を発表する森澤社長(左)と楊董事長
(株)モリサワ(森澤彰彦社長)は、ARPHIC TECHNOLOGY社(アーフィックテクノロジー社、本社/台湾・台北、楊淑慧董事長)とフォント事業で業務提携することに合意したと発表した。
ARPHIC社は、1990年に設立された台湾のフォントメーカー。ソフトウェア開発技術に強みを持ち、台湾・中国・日本市場を中心に、組み込みフォントソリューションを展開している。
モリサワは、ARPHIC社の日本国内における販売代理店であったリョービから今年10月1日付けでフォント事業の譲渡を受けたことで、同代理店事業を継承しているが、今回の業務提携では、グローバル化に伴う多言語への需要の高まりを受け、さらなる関係強化を図る考えだ。
具体的には「MORISAWA PASSPORT」にARPHIC社製の中国語フォント(繁体字5書体、簡体字5書体)を搭載し、2012年9月予定のアップグレード時に提供を開始するほか、2011年度内に開始予定のクラウドフォントサービス「TypeSquare」でも同中国語フォントを提供していく。