2011年10月5日
新しい製本方式に注目する参加者
(株)大森紙工所(京都市下京区西七条西石ヶ坪町72、大森延三九社長)は10月5日、今年8月に導入した環境配慮型製本「エコ・プレスバインダー」の内覧会を開催した。
「エコ・プレスバインダー」は、針金や糊など一切の副資材も熱も使用せずに多枚数の紙を綴じることができる新しい製本方式として昨今業界の注目を集めている。導入企業は全国稀少で、(株)モトヤ、(有)三光の協賛のもと開催された内覧会には、午前中の第1回目から30社以上が参加する盛況ぶりを見せるなど、同製本方式への関心の高さが伺えた。
内覧会終了後に開催した記者会見の席上、同社の大森友行専務は、「紙の仕事が目減りする中、久し振りに登場した新しい製本方式に夢と希望を感じて導入を決意した。現在は周知の段階だが、将来的には『エコ綴じの大森紙工』と呼ばれるくらい仕事を増やしていきたい」と、エコ・プレスバインダーにかける強い意気込みを話した。