2009年4月27日
アグフア グラフィックス(本社/ベルギー モーツェル)は、ケミカルレスCTPプレート「アズーラ」の導入件数が2009年第1四半期に新記録を達成したと発表した。
「アズーラ」は2004年の発売開始以来、毎年ほぼ倍増の売り上げを達成し続け、ユーザーは世界中で2500社を超える。これらユーザーからは「アズーラ」の導入により「プリプレス部門の製造コストが大幅に減少した」との声が聞かれる。
アグフア グラフィックスのセールス&マーケティング担当副社長であるマーク・オプ・デ・ベーク氏は「サーモフューズテクノロジーの優れた長所のひとつがケミカルの使用量を大幅に減少させること」とした上で、「さらにエネルギー消費量を50%以上削減できる。なぜならCTPで露光後、非画像部分をガム液で洗浄するだけで完成する。現像液や定着液は必要ないし、もちろん現像機の液温管理も不要。クリーニングユニットは電源を入れるとすぐに使用でき、機械の立ち上がりに要する時間もエネルギーも削減することができる。また、検版性にも優れ、画像をはっきり確認できるため、印刷機へのセットも楽に行なえる。アズーラは高品質、エネルギー削減、そして利益のすべてを手に入れることができるプレートである」と述べている。
また「アズーラ」プレートの環境対策はプレートを製造する段階において既に始まっている。一般的なサーマルプレートの製造では溶剤ベースのコーティングが用いられるが、「アズーラ」の製造では、より環境にやさしく有害性の低い水ベースのコーティングが採用されている。