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企業・経営

コニカミノルタ、中国3拠点でゼロエミッションレベル2達成

2009年4月30日

 コニカミノルタグループではこのたび、中国における3拠点で「ゼロエミッションレベル2」を達成した。
 レベル2の条件は、レベル1の3つの条件を維持しつつ、リサイクルの有無を問わず、生産工程から製品以外に排出されるもの全てについて、売上高原単位で2001年度比30%以上を削減するという厳しいもの。
 コニカミノルタのゼロエミッション活動は、経済性とリスク管理の観点も盛り込んでいることを特長としている。国内については、2007年度中に全生産拠点でレベル2を達成している。
 海外については、このたび、コニカミノルタ商用科技(無錫)有限公司、コニカミノルタ商用科技(東莞)有限公司、コニカミノルタ光学儀器(上海)有限公司の3社がレベル2を達成。2009年度中には海外の全生産拠点でレベル2を達成する予定。
 コニカミノルタ商用科技(無錫)有限公司は、デジタル複合機など情報機器製品の生産拠点。レベル2達成にあたっては、調達部品納品ダンボールの通い箱化の推進、プラスチック端材を活用したゴミ箱作りなどにより外部排出量を38%削減。ゴミ箱は社会貢献活動として、無錫市などへも寄付している。
 コニカミノルタ商用科技(東莞)有限公司はデジタル複合機やレーザープリンターなどの情報機器製品の生産拠点。無錫と同様に、ここでも調達部品納品ダンボールの通い箱化により廃段ボールの発生を抑制。また、プラスチック端材は部品成形に有効活用することにより外部排出量を33%削減した。
 コニカミノルタ光学儀器(上海)有限公司は、携帯電話用マイクロレンズユニット、光学レンズユニットなどの生産拠点。ここで排出されるプラスチック端材はレンズ蒸着用トレーとして加工、また、洗浄工程においては、洗浄方法を見直し、洗浄液を有効利用することにより、外部排出物の発生を40%抑制した。
 コニカミノルタでは、地球温暖化防止を最大の機軸として、2050年に向けた超長期視野に立った環境ビジョン「エコビジョン2050」を策定し、製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を2050年までに2005年度比で80%削減を目指す。この達成に向けて、2015年度を第1次目標とした「中期環境計画2015」を作成した。循環型社会への対応としては、ゼロエミッション活動を更に進化させて、外部排出物を2015年度までに2005年度比売上高原単位で50%削減を目標とした。
 グローバルに事業を展開するメーカーとして同社では、今後もグループをあげて従業員一人ひとりが環境負荷の低減に取り組み、環境トップランナーを目指す方針。

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