2017年10月6日
(株)熊木紙器印刷(新潟県柏崎市中浜1-9-28、設立昭和37年5月、資本金2,000万円、従業員15名)は10月2日、新潟地裁長岡支部に破産を申請し、同日破産開始決定を受けた。
同社は昭和20年に紙箱の型抜や糊付などの紙工業者として創業し、その後は印刷業務も併営して業容を拡大。紙器印刷を主力業務に、製函や段ボール加工、一般印刷なども手掛け、ピーク時の平成4年8月期には売上高2億9,000万円を計上した。
しかし、大口取引先の海外シフトや不採算案件からの撤退により、平成10年8月期以降の年間売上高は2億円を下回っていた。その後も需要低迷や競争激化により減収で推移し、赤字を散発。直近の年間売上高は約1億円に減少し、長期低迷から脱せず資金繰りも逼迫したことから、事業継続を断念した。
負債総額は、約1億5,000万円。
(東京商工リサーチ調べ)