2017年3月10日
八光記録紙工業(株)(神奈川県横浜市戸塚区上矢部町2035-6、設立昭和42年4月、資本金4,800万円、従業員10名)は2月8日、横浜地裁から破産開始決定を受けた。
同社は昭和42年2月創業。大手医療機器メーカーに販路を築き、心電図や脳波検査機器などで使用されるチャート紙や特殊な紙に発色、撥水などを施したコーティングフィルムの加工・販売を行い、平成3年3月期には売上高約6億7,000万円を計上していた。
しかし、その後の業績は下降し、資金繰りの悪化から平成22年には税金滞納により本社不動産が差し押さえられる事態が発生。平成27年3月期には売上高が約1億4,000万円まで減少した上、原材料価格の高騰もあり採算が悪化し、赤字を計上していた。
最近になっても業況改善の兆しが見られないことから、事業継続を断念した。
負債総額は、約5億円。
(東京商工リサーチ調べ)