2017年3月7日
(株)永井印刷(山形市青柳55-5、設立昭和46年7月、資本金1,000万円、従業員21名)は2月28日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。
同社は、昭和6年に先代が東京浅草で創業した印刷業者。戦時中の休業を経て山形県へ帰郷し、法人化した。過去には官公庁の定期刊行物印刷を中心に手掛けるほか、事業所の帳票印刷や広告、パンフレットなどを受注し、平成19年5月期には売上高約4億5,000万円を計上した。
しかし、以降は同業他社との競合が激化。減収で推移し、債務超過に転落していた。平成29年5月期に入っても営業環境に改善は見られず、資金繰りが逼迫し、事業継続を断念した。
負債総額は、約2億2,000万円。
(東京商工リサーチ調べ)