2016年9月23日
ケイズカンパニー(株)(大阪市北区西天満3-5-10、設立 平成8年12月、資本金2,000万円、従業員8名)は、9月21日までに事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。
同社は、欧米メーカーと国内代理店契約を結び、製本用機器を主体とした各種印刷周辺機器の輸入販売を手掛けていた。とくにデジタル印刷関連の後加工機械に強みを持ち、アフターサービスから部品の供給までを手掛ける体制を整備。印刷会社などに販路を築き、大型の受注を獲得した平成26年4月期には売上高4億147万円を計上していた。
しかし、平成27年4月期は大型案件もなく、売上高は約3億円に減収した。また、過去より採算性は低く利益は低調に推移。機械の納品から検収、試運転後の資金回収となるため、先行資金負担の発生から借入金に依存した余裕のない資金運営が続いていた。最近になっても業績は低迷し、代表者の体調不良もあって事業継続が困難となり、今回の措置となった。
負債総額は約2億円。
(東京商工リサーチ調べ)