2016年8月10日
(株)協和印刷(愛知県名古屋市北区上飯田南町5-31、設立 昭和34年10月、資本金1,000万円)は再度の資金ショートを起こし、7月14日に行き詰まりを表面化した。名古屋地裁への破産申請を弁護士に一任している。
同社は、昭和28年6月に創業し、食品や各種工業用品の包装容器・資材への印刷を主体に、パンフレットやチラシの印刷なども手掛けていた。長年の業歴を背景に一定の受注基盤を築き、過去には安定して3億円台の年間売上高を計上していた。
しかし、リーマン・ショック後の景気低迷の影響を受け、さらにはエンドユーザーのコスト削減もあり業績は悪化。平成27年9月期の売上高は約2億3,600万円にとどまり、競合激化や外注費・資材価格の上昇などから赤字を計上した。資金繰りも逼迫し、今後の見通しも立たないことから平成28年7月11日、事業を停止していた。
負債総額は、約1億4,800万円。
(東京商工リサーチ調べ)