2016年4月5日
(株)興文堂書店(高知市若松町8-4、設立平成8年10月、資本金1,000万円)は3月17日、高知地裁へ破産を申請。また、関連の高知出版販売(株)は3月15日に高知地裁へ破産を申請した。負債は興文堂書店が約5億円(平成27年9月期決算時点)、高知出版販売が約5億2,000万円で、2社合計約10億2,000万円。
興文堂書店は書籍取次の高知出版販売の関連会社として書店運営を目的に設立。「興文堂書店」の屋号で高知県内に複数の店舗を構え、平成8年頃にはグループ2社で年間売上高15億円以上を計上していた。しかし、28年2月5日に出版取次の(株)太洋社が自主廃業に向けた動きに入ることを公表し、書籍や雑誌の入荷が困難となったことから店舗を順次閉鎖していた。
両社とも設立当初より太洋社との結び付きが強く、太洋社が3月15日、東京地裁に破産を申請したため、これに連鎖した。
(東京商工リサーチ調べ)