2016年3月29日
クワハラ印刷(株)(大阪市北区天神橋8-4-2、設立 昭和43年12月、資本金1,000万円)は3月10日までに破産手続きを弁護士に一任した。
同社は昭和40年頃に創業した印刷業者。照明器具の取扱説明書作成で在阪大手メーカーと長年の取引実績を築いてきたほか、緩衝パッケージの設計や家電量販店等で使われる吊り下げ型の商品案内の印刷などを手掛けていた。また、早くから工程のデジタル化に取り組み、ホームページ制作や映像編集、音響効果を収録したメディアの販売など、印刷業以外にも事業領域を広げてきた。
しかし近年、主力取引先の低迷により受注が減少し、業界全体の不振もあって売上・利益ともに低迷していた。経費削減に取り組み事業を継続してきたが、ここにきて決済資金のめどが立たなくなり、今回の措置となった。
負債総額は、債権者6名に対して1億1,499万円。
(東京商工リサーチ調べ)