2016年3月10日
(株)金丸斉藤紙店(青森市問屋町2-12-22、設立昭和27年7月、資本金1,000万円)は2月26日、青森地裁へ破産を申請した。
同社は大正8年5月、紙の卸売を目的に創業した老舗企業。過去には本社のほか、弘前市、八戸市にも営業拠点を設け、ピーク時の平成初期には8億円強の年間売上高を計上していた。しかし、その後は同業他社との競合激化やパソコン普及によるペーパーレス化の流れを受け、業況はジリ貧で推移していた。
平成14年には弘前営業所を閉鎖するなど経費削減に取り組んだものの、以降も減収基調に歯止めが掛からず収益も低迷。平成26年6月期の売上高は約2億8,000万円まで低下し、赤字計上から資金繰りは一層多忙化した。業績低迷が続き、先行きの業況回復も見込めないことから今回の措置となった。
負債総額は、約2億1,000万円。
(東京商工リサーチ調べ)