2016年2月4日
(株)田中紙店(福井県越前市小野谷町14-1-8、設立昭和54年11月、資本金1,000万円、従業員10名)は2月1日、福井地裁へ破産を申請した。
同社は和洋紙や包装資材などの紙製品全般を扱い、また化成品やOA機器、スチール家具などの販売も手掛けていた。福井県丹南地区を主体に営業展開し、平成12年7月期には約7億3,500万円の売上高をあげていた。しかし、その後は景気低迷や同業他社との競争激化などによる受注環境の悪化で売上は後退し、20年7月期の売上高は約5億3,000万円にまで落ち込んだ。
この間、平成15年7月期にはずさんな資金管理により多額の損失処理を行い、財務は悪化していた。近年は円安による仕入価格の上昇によって収益が圧迫され、業況が回復しないなか限界に達し、今回の措置となった。
負債総額は約4億6,000万円。
(東京商工リサーチ調べ)