2015年9月9日
(有)アクト(石川県金沢市東力1-11、設立平成11年4月、資本金300万円、従業員1名)は8月31日、事業を停止し、金沢地裁への破産申請を弁護士に一任した。
同社は、平成3年に地元大手印刷会社から独立して創業。一般美術印刷の企画から製作までを手掛け、県内の製造業やホテル関係を中心に販路を拡大。また、選挙時には候補者のパンフレットなども扱っていた。しかし事業規模は零細の域を出ず、外注依存度の高さから収益性も低く、たびたび赤字を計上していた。
平成26年7月期は売上高が約2,600万円にとどまり、約100万円の赤字を計上。27年7月期は消費増税による受注低迷に加え、主要外注先が倒産した影響もあり業績はさらに悪化していた。逼迫した資金繰りが続き、支えきれず今回の措置となった。
負債総額は約4,000万円。
(東京商工リサーチ調べ)