2015年7月6日
(株)明和印刷(東大阪市川俣1-16-15、設立昭和51年4月、資本金1,000万円、従業員11名)は6月30日、破産手続きを弁護士ほか1名に一任した。なお、仕掛り案件については業務を継続し、完了後に事業を停止する予定。負債総額は推定1億3,000万円。
オフセット印刷業者として、昭和60年3月期にはピークとなる売上高約4億8,000万円を計上。しかし、その後は業界の低迷により事業は行き詰まり、平成13年4月に負債約4億5,000万円を抱えて民事再生法の適用を申請。17年1月に手続は終結したものの、債務弁済はその後も続いていた。
さらに、26年3月期には売上高が約1億3,500万円まで減少。取引先の破綻に伴って貸倒損失を計上し、1,202万円の赤字となり債務超過額が拡大。多額の負債を抱え、新たな資金調達も限界に達し、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)