2015年4月7日
(株)教育文化社(広島市西区庚午北4-6-25、設立昭和52年5月、資本金4,840万円)および(株)K-BITSコーポレーション(同所、設立平成15年6月、資本金1,000万円)は3月20日、広島地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は教育文化社が3億2,006万円、K-BITSコーポレーションが約1億8,000万円、2社合計約5億6万円。
教育文化社は、小学生から高校生向けの家庭用学習教材・書籍の製造業者。ピーク時の平成7年11月期には売上高11億4,200万円をあげていた。
15年からは、教育文化社が製造主体、K-BITSコーポレーションが販売を主体とした分業による経営の効率化を図ったが、クレジット販売が困難になるなど営業環境は厳しくなり、拠点を縮小して経費軽減を進めていた。
一方、学習塾への販路の転換など売上改善策も進めていたが、減収に歯止めが掛からず資金繰りも悪化。事業継続が困難となり、26年6月をもって両社ともに営業を停止していた。
(東京商工リサーチ調べ)