2015年3月30日
(株)久保田紙器(松本市笹賀5652、設立昭和27年11月、資本金4,500万円)は3月26日、事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。
同社は段ボールケースを主体に、各種紙器を製造していた。印刷・加工・組立まで一貫して手掛ける体制を構築し、ピーク時の平成4年7月期には売上高約8億9,800万円を計上していた。しかし、その後は段ボール需要の低迷や受注単価の低下等で業績は落ち込み、平成26年7月期には売上高が約1億3,900万円まで落ち込んでいた。
また、収益性も低調で連続して赤字を計上し、債務超過に転落。所有不動産の売却や従業員削減、金融機関の支援等を受けながら立て直しを図ってきたが、先行きの見通しも立たないことから今回の措置となった。
負債総額は、約1億8,000万円。
(東京商工リサーチ調べ)