2015年3月18日
オオサカ・パック(株)(大阪市西成区出城3-6-9、資本金2,400万円、従業員20名)は3月13日、大阪地裁より破産開始決定を受けた。
同社は業務用クラフト紙袋の老舗メーカー。20kgから25kg容量の重包装を中心に製造し、既製品からオーダー品まで短納期・小ロットで対応できる強みを持っていた。得意先は化学薬品メーカーが大半を占め、その他に樹脂関連メーカー、肥料・食品向けで構成し、ピーク時の平成6年12月期の売上高は約11億円を計上していた。
しかし、その後は市況低迷を背景に、同業他社との過当競争や原材料高などの影響により利益率が低下。平成25年12月期の売上高は約5億1,200万円まで落ち込み、採算確保が精一杯となっていた。過去からの機械設備導入や運転資金の補填として借入金を活用し相応の負債を抱えるなか、資金繰りも限界に達し今回の措置となった。
負債は2013年12月期末時点で約5億2,500万円。
(東京商工リサーチ調べ)