2014年10月8日
富士印刷(株)(東京都文京区大塚3-9-6、資本金2,000万円)は再度の資金ショートを起こし、10月3日に行き詰まりを表面化した。9月29日、破産手続きを弁護士に一任している。負債総額は、債権者25名に対し1億5,164万円。
同社はオフセット印刷業者として、小冊子・チラシなどを手掛けていた。ピークとなる平成10年12月期には売上高約2億9,000万円をあげたが、市況低迷の影響などから受注は低迷し、平成21年12月期には売上高約1億7,700万円にまで落ち込み、1,426万円の赤字を計上した。以降も業績は低迷、平成24年9月には本社不動産を売却し、借入金の圧縮を図った。しかし、近年も業績は改善せず、資金繰り逼迫し今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)