2014年9月30日
マエダ製版(株)(石川県能美市寺井町55-3、資本金1,000万円、従業員9名)は9月24日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。負債総額は約2億円。
同社は製版を主力に印刷も手がけ、バブル期は金沢地区や南加賀地区の印刷会社を中心に受注基盤を拡大、ピーク時には年間売上高約2億円を計上していた。しかし、平成4年以降は市況低迷による印刷会社からの受注減少や単価の下落が続き、苦戦を強いられてきた。
このため、飲食店から友禅風天井クロスの写真印刷を受注するなど、印刷会社以外の受注にも注力したが、新規開拓は思うように進まず、売上は低下傾向が続き、平成26年8月期の売上高は1億円を割り込み採算が悪化。そうした中、取引先の(株)長谷川印刷(金沢市)が破産手続きを弁護士に一任したことで事業継続を断念、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)