2014年9月19日
新和印刷(株)(東京都江東区木場2-13-21、資本金3,000万円、従業員20名)は9月16日、事業を停止し破産手続きを弁護士に一任した。負債総額は約2億円。
同社は業界新聞やミニコミ誌の製版印刷を中心とする印刷業者で、昭和52年8月の創業以来、本社工場で印刷・編集を手掛け、ピークとなる平成3年3月期は売上高約7億5,000万円をあげていた。
しかし、近年はインターネットの普及により全体として出版物需要が低迷していたのに加え、特に小規模の新聞社をメインの受注先としてきたため、業界紙やミニコミ誌の廃刊や発行部数の減少が続き、平成22年3月期は売上高約3億2,000万円にまで落ち込み、最近でもさらに落ち込んでいた。このため、赤字も嵩み、ついに支えきれなくなり今回の事態となった。
(東京商工リサーチ調べ)