2014年9月1日
(株)茨城図書(茨城県土浦市真鍋4-5-1、資本金1,000万円)は7月15日、水戸地裁から破産開始決定を受けた。
同社は昭和48年8月に設立した出版業者。歴史・地誌・民俗・文学関連の書籍出版を主体とし、絵画販売なども手掛けていた。地元の出版社・著者・読者の三者でつくる地域の記録を記した「ふるさと文庫」シリーズの発行に貢献するなどで、平成10年9月期の売上高は約4,000万円をあげていた。
しかし、その後は徐々に減収推移をたどっていた上、平成22月6月に設立者の菊田俊男氏が死去したため、筑波書林(株)に主力の出版事業を移し、営業活動は大幅に縮小。以前から抱えていた多額の金融債務も負担となり、先行きの事業継続見込みも立たないため今回の措置となった。
負債総額は約1億9,500万円。
(東京商工リサーチ調べ)