2014年6月3日
王子ファインプロダクト(株)(資本金2,400万円、東京都中央区銀座7-13-5、従業員7名)は、6月3日に東京地裁へ自己破産を申請した。
同社は1972年7月に設立された紙製品卸業者。長年の業歴を有する中堅企業で、コピー、ファクシミリ用紙を主体に、ノベルティ用のティッシュ、ポケットティッシュ、キッチンペーパー、トイレットペーパーや文房具などの紙製品の卸を手がけていた。大手金融機関や損害保険会社などを中心に約200社の得意先を有し、2009年3月期には年売上高約10億3,500万円を計上していた。
しかし、その後は全体の受注量が伸び悩んでいたうえ、収益に乏しい状況となっていた。この間、新規取引先の開拓に努め、2013年3月期の年売上高は約10億4,700万円を計上していたものの、財務面は脆弱な状態が続く中、主力得意先向けの販売価格の低下もあり、ここに来て資金繰りが限界に達し、事業継続を断念した。
負債は約5億円。
(帝国データバンク調べ)