2014年5月2日
(株)上野高速印刷(資本金300万円、埼玉県戸田市早瀬2-25-22、登記面=東京都新宿区早稲田鶴巻町546、代表 佐々哲雄氏、従業員19名)は、4月30日に事業を停止し、事後処理を弁護士ほか2名に一任。自己破産申請の準備に入った。
同社は、1996年3月設立の印刷・製本業者。学習教材や出版物の印刷および製本などを手掛けで、デジタル入稿から刷版、印刷、そして裁断、穴明け、丁合、中綴じ、製本まで、一貫した生産体制を構築し、資格取得支援の予備校経営業者などを中心に営業を展開。ピークとなる2012年9月期は年売上高約2億6,300万円を計上していた。
しかし、収益面で苦戦が続き、利益は毎期僅少域にとどまっていたほか、内部留保にも乏しく、近年は機械設備の更新も行っていたため多額の借入金も重荷となり、また主力得意先からの受注も減少傾向を余儀なくされ、先行きの見通しも立たなくなり事業継続を断念した。
負債は約2億円の見込み。
(帝国データバンク調べ)