2014年4月21日
富士見紙業(株)(資本金3,200万円、静岡県富士市水戸島元町18-6)は、4月8日に静岡地裁より破産手続き開始決定を受けた。
同社は1952年3月創業、1960年5月に法人改組した紙器印刷加工業者。創業時より1967年頃まではカフェインを製造していたが、その後にティッシュペーパーやアイスクリーム、食料品などの箱物・紙容器への印刷加工に転業し、2003年3月期には年売上高約2億2,800万円を計上していた。
しかし、近年は個人消費の低迷や得意先における業務内製化などから受注量が減少傾向を辿り、2008年3月期の年売上高は約1億2,000万円まで落ち込んでいた。財政面においても減収により経費負担を賄えずに連続欠損を強いられ、債務超過に陥る中、2008年10月に事業を別会社に継承するなどして、同社は事業継続を断念していた。
負債は約2億1,000万円。
(帝国データバンク調べ)