2014年2月6日
巴紙工(株)(資本金2,400万円、大阪府八尾市相生町4-7-1、従業員58名)は、2月5日までに事業停止し、事後処理を弁護士ほか1名に一任、自己破産申請の準備に入った。
同社は1937年創業、1949年4月に法人改組。小間紙印刷やドライラミネート印刷を主体に行っていた。主力得意先の資本参加を得ながら印刷技術の開発を行い、近時は太陽電池バックシートの貼合わせ加工を受注するなどして、2008年4月期の年売上高は、約21億4,100万円を計上していた。
しかしながら、主力事業であった小間紙印刷の需要減退のほか、太陽電池バックシートも主力得意先の海外販売縮小により受注が落ち込み、2013年4月期の年売上高は約9億8,600万円にまで減少していた。収益面でも損失計上が続き、過剰な設備投資負担により資金繰りも悪化、改善のメドが立たなかったことから今回の事態となった。
なお、負債は2013年4月期末で約14億円。
(帝国データバンク調べ)