2013年11月14日
(株)正村(資本金4,800万円、岐阜市加納神明町3-1、代表 正村和夫氏ほか1名)は11月6日に岐阜地裁より破産手続き開始決定を受けた。
同社は、1946年9月に設立された老舗の各種洋紙卸業者。一般印刷用紙(上質紙、書籍用紙、塗工紙、再生紙等)を主体として、情報印刷用紙、包装用紙、紙器用板紙やCAD用ロール紙などを扱い、学校用教材向けを主力にアパレル業者や官公庁なども取引先として、2002年11月期には年売上高約10億3,000万円を計上していた。
しかし、その後は同業他社との競合に加え、景気低迷や電子媒体への移行による需要減で減収を余儀なくされ、収益面も低調に推移。このため、2007〜2008年にはリストラを実施して経営改善による立て直しを図ったものの、2012年11月期の年売上高は約4億9,800万円にとどまり、赤字決算を強いられていた。今後の業績回復のメドが立たないなか借入金も負担となっていた。
負債は約4億4,021万円。
(帝国データバンク調べ)