2013年10月16日
(株)コダマ(資本金1,000万円、広島市南区東雲3-2-12、代表 児玉靖氏、従業員4名)は、10月8日に広島地裁より破産手続き開始決定を受けた。
同社は、1980年7月に設立した印刷業者。シール印刷を主体に名簿、包装印刷などを手がけ、大手製本業者や印刷業者などを得意先として事業を展開、1994年6月期には年売上高約7,000万円をあげていた。
しかし、パソコンの普及などから印刷需要が減少する中、リーマン・ショック以降は一段と受注環境が悪化、受注量、単価ともにダウンして、近年の年売上高は3,000万円台にとどまっていた。
また、採算性も振るわず、厳しい資金繰りを余儀なくされていた。このため、中小企業金融円滑化法を利用して返済条件の緩和を受けてきたが、ここにきて先行きの見通しが立たなくなり、10月7日に自己破産を申請していた。
負債は約1億300万円。
(帝国データバンク調べ)