2013年10月8日
(株)ツチヤ(資本金300万円、岐阜県大垣市内原2-177、代表 槌谷英輔氏)は、10月7日に事業を停止し、事後処理を弁護士ほか4名に一任した。今後は、債務を調査し任意整理に向かう方針。
同社は、業績不振で解散した槌谷印刷(株)(1952年10月設立、2007年4月解散、同年11月清算結了)の業務を引き継ぐことを目的に2007年1月に設立された印刷業者。
前身会社から不動産および印刷設備、顧客を継承し、プリンタ用連続帳票などのビジネスフォーム印刷、チラシ・パンフレットなどの一般印刷、DM関連品印刷などを主力として、2008年12月期には年売上高約4億4,200万円を計上していた。
しかし、景気低迷や同業他社との競合で、ビジネスフォーム印刷、一般印刷ともに受注は低調な推移を余儀なくされて売上高はじり貧となり、2012年12月期の年売上高は約2億5,300万円に減少、4期連続の当期赤字計上を強いられていた。
このため、リストラや作業効率の改善などに取り組んで立て直しを図ったが、受注状況は改善しなかったことに加え、前身会社から引き継いだ借入金も重荷となったため、今回の事態となった。
負債は約2億円。
(帝国データバンク調べ)